あなたの「NO PROBLEM」はどこまで?

あなたの「NO PROBLEM」はどこまで?

NO PROBLEMの線引きで、モノの価値を問う

 

毎朝、炭酸水を飲むのが日課。
いつも使っているグラスはVISION GLASSというシンプルなもの。

 
VISON GLASSは友人がインドから輸入しているグラスなのだけど
インドから商品として出荷された商品の中には
 
側面の小さなキズ
底の小さなキズ
ふちのゆがみ
底の凹み
ガラスのくもり
 
と言った小さなPROBLEMがある。
 
それを定価で売ることで、日本でのものの価値観を問う展示会が、NO PROBLEM展。

「NO PROBLEM品は言ってみれば多少の難アリ品。
つまり
インドの価値観で商品として輸出した品が
日本の価値観で難アリとなった品。
 
それを定価で販売することで、ものの価値について再考し、
そこに寛容さを見いだせないかを模索するプロジェクトです。」
 
正規品、NO PROBLEM品、不良品
 
今年の春には松屋銀座で開催された。
銀座の百貨店に NO PROBLEM品が並ぶ。
 
難アリ商品
銀座の百貨店
定価で売られる
 
って、すごいことだなと思った。

 
今回は、VISION GLASSのみではなく、色々な会社の協力で、色々な製品を集めてNO PROBLEM展を開催しています。
東京は終わって、現在神戸で開催中。

ほんのちょっぴりの色ムラや、傷、かけを「B級品」として売り出していることもあれば、
一方では
木目の違いや、絵付けの色の違い、人形の顔の違いを「NO PROBLEM」として定価をつけている。

黄色目のワンコと白目のワンコがいるw・・・どれも正規品
 
 
 

モノへの寛容さ と ヒトへの寛容さ

 
私はNO PROBLEM品のVISON GLASSを購入。
1つとして同じものがないNO PROBLEM品にこそ価値があるように感じた。

ロゴ位置不備、、、むしろレアキャラで欲しい
 
PROBLEMを短所ととるか、長所ととるか。

日本では、人と同じ、完璧こそ最高という考え方があると思う。
教育や仕事においても同じで、人と同程度にできること、を求めてしまいがち。
本当は、人と違うからこそ面白いし、完璧にできないから、個々の得意なことが光る。
 
「人は完璧ではないからこそ、魅力がある」
 
炭酸水を
VISION GLASSに注いで
そんな言葉と一緒に
グイっと一気に毎朝飲み込んでいる。